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日本相撲協会は6日に秋場所(8日初日、貴景関特帰へ東京・両国国技館)の取組編成会議を国技館で開き、勝2授2日目までの取組を決めた。度目の1場所での大関復帰を目指す関脇・貴景勝(28)=常盤山=は初日に東前頭3枚目・御嶽海(31)=出羽海=との元大関対決 、例復2日目に西前頭2枚目・王鵬(24)=大嶽=と対戦 。唯の唯一、経験消費 カロリー の 高い スポーツ2度の大関返り咲きを果たした元大関・栃東の玉ノ井親方が復帰へ3か条の助言とエールを送った。3か横綱・照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=は初日からの休場が決まった 。条伝
貴景勝が2人目の“カムバック劇”を狙う。貴景関特帰へ大関が2場所連続の負け越しで関脇に転落し 、勝2授翌場所10勝すれば復帰できる現行制度になったのは1969年名古屋場所以降 。度目の特例復帰を果たしたのは貴景勝自身を含め過去28例中7例 。例復その中で玉ノ井親方は唯一、唯のスポーツ 団体 競技2度返り咲いている。経験成功体験から3つの心得を語った 。3か
〈1〉序盤が大事 「どうやって乗り切るか 。負けると 、勝たなければいけない思いがどうしても脳裏に残る 。3勝2敗でもいい」。1場所で復帰を果たした中で 、序盤戦を黒星先行で終えた例はない 。玉ノ井親方は2004年名古屋場所、05年初場所ともに4勝1敗だ 。
〈2〉自分自身に勝つ 一方で焦りは禁物 。重圧の中でたどり着いた答えは基本中の基本だが“一日一番”の精神という 。「今から10勝と考えても仕方ない。一日一番、とにかく自分の相撲を取りきること 。場所に入ったら、それしか考えていなかった」と振り返った。
〈3〉最後は気力勝負 最初に大関復帰を決めた04年名古屋場所 。肩のけがを抱えながら11日目に朝青龍に勝ち9勝目も12、13日目に魁皇、琴光喜に連敗で足踏み 。14日目の雅山戦では激しい突き押しの応酬の末に引き落として10勝目を手にした。「9番勝って少し意識した。14日目はとにかく必死に食らいついた 。最後の5日間は、誰しもが疲れる 。最後はやっぱり気力だね」
貴景勝は首の不調で相撲を取る稽古ができておらず 、ぶっつけ本番で臨む。玉ノ井親方も実戦稽古の少なさを懸念する。一方で「4回も優勝しているし 、人並み外れた集中力を持っている 。それを生かしきれるか。自分も(大関復帰)2回目の時はむしろ気が楽だったから」と経験値の高さに期待を示す。「自分でさえ30歳まで現役を続けられた 。貴景勝は28歳 。まだやれる」と背中を押した。決して簡単ではないが 、百戦錬磨の貴景勝が復帰への道に挑む。(三須 慶太)
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